教育実習
教育実習計画について
基本的な立場
教員を見る社会の目は,非常に厳しくなっています。学級崩壊,教員の不祥事,学力低下といったことが,社会問題として大きく取り上げられるようになってきたからです。また,少子化による子どもへの期待感が,そのまま学校に対する要望の高まりとなって反映しています。こうした中,教員に対する資質能力の向上がこれまで以上に求められるようになり,様々な研修への取組がなされています。
長崎県においても,経験年数や役職に合わせた実践的な研修を必修として,資質能力の向上を図っています。こうした社会の要請を受け,長崎大学でも教員養成カリキュラムを見直し新しい形でスタートしています。
本校の教育実習は,こうした厳しい時代にあっても教職への道を目指す学生に,憧れを確かなものにし「この道を歩みたい」という信念を抱かせるものとなっています。 そこで,年度始めにおいて,全職員で理解を図り,教育実習指導について一人でも多くの学生を教職へ誘うことができるよう取り組んでいきたいと考えています。
重点目標・テーマについて
(1)自立・・・自分でやるべきことを確実に行う学生を育てる。
(2)共生・・・他と力を合わせて行う学生を育てる。
(3)憧れ・・・学び続ける学生を育てる。

教育実習の概要


教育実習の実際
基礎的実習(第1週)

基礎的実習(第2週)

発展的実習(第3週)

発展的実習(第4週)

附属小学校は,「実習生の夢を後押しする学校」です。ここで,教師になりたいという夢や憧れを抱く実習生が数多くいます。これからも「子どもの喜びが自分の喜びだと感じること」のできる瞬間を一人でも多くの実習生が味わうことができるよう,全力を尽くしていきます。
先輩の感想紹介~実習を終えて~
教育実習で一番学んだこと
- 思いやりや楽しみ,苦しみなどいろいろなことを恥ずかしがらずに体当たりですること。
- 子供たちと接するときの姿勢,心構えを学びました。
- 教師という職業の素晴らしさです。
- 子供とのコミュニケーションの大切さです。常に子供と一緒にいることで,このことの大切さについて学びました。
- 子供たちの優しい心を学びました。そして,先生方の子供たちに対する愛情のそそぎ方も多く学びました。
- 教育現場を見ることができた。教師間のつながり,協力など多くのことを学んだ。教育現場に入ることで初めて気付くことが多かった。
- 人に感謝する心をもてるようになりました。子供たちの素直な笑顔を見て,自分がどれだけ幸せなのかやっと気付きました。これからは,もっと自分のこと,人のことを大切にしていきたいです。
よかったと実感できること
- 自分の夢がかたまりました。ずっと迷っていたのですがこれで頑張ることができそうです。何年かかっても絶対に小学校の教員になります。
- 小学校では子供とずっと一緒にいられたことです。
- 子供たちのためならば,苦労しても惜しくはないと思えたことです。
- 子供たちと出会えて本当によかったと思います。
- 子供に出会えたからこそ素直になれた自分がいます。もう一度原点に戻って自分を見つめ直すことができました。